Android 14 (api34) 対応の備忘録

はじめに

遅ればせながら、Android 14 (api34) に対応いたしました。

Cocos2d-x で作ったアプリの対応

基本的には以下の手順で対応できました。

  1. Android Studio の更新
  2. AGP Upgrade Assistant に従い Gradle および Gradle プラグインの更新
  3. ターゲット SDK の更新

必要に応じて、関連する SDK の更新が必要になります。

1. Android Studio の更新

現時点での最新版 Android Studio Koala (2024.1.1) に更新しました。

2. Gradle プラグイン (AGP) の更新

AGP Upgrade Assistant に従い 8.5.0 に更新しました。

3. Gradle の更新

AGP Upgrade Assistant に従い 8.7 に更新しました。

4. ターゲット SDK の更新

compileSdkVersion, targetSdkVersion を今回のターゲットである 34 に更新しました。
また、NDK でサポートされている Android SDK の最小バージョンが 21 であるため、minSdkVersion を 21 に更新しました。

5. 動作確認

Android 14 で動作確認を行います。
Pixel 8, Android 14 (API 34) の Virtual Device を作成し、ビルドしたアプリを転送して動作確認を実施しました。


基本的には、これで問題なく対応できましたが、firebase を使用しているアプリでクラッシュする問題が起きました。
そのため、以下の対応を行いました。

6. Firebase C++ SDK の更新

現時点での最新版 12.1.0 に更新しました。
また、更新した SDK でサポートされている Android SDK の最小バージョンが 23 であるため、minSdkVersion を 23 に更新しました。


以上で、Cocos2d-x で作ったアプリの Android 14 対応は完了です。
Google Play Console でアプリを更新し、審査を通過することを確認しました。

Unity で作ったアプリ

基本的には以下の手順で対応できました。

  1. Unity エディタの更新
  2. ターゲット SDK の更新

1. Unity エディタの更新

現時点での推奨バージョン 2022.3.37f1 LTS に更新しました。

2. ターゲット SDK の更新

Target API Level を API level 34 に更新しました。

3. 動作確認

Android 14 で動作確認を行います。
Cocos2d-x で作ったアプリの対応で作成した Pixel 8, Android 14 (API 34) の Virtual Device に、ビルドしたアプリを転送して動作確認を実施しました。


以上で、Unity で作ったアプリの Android 14 対応は完了です。
Google Play Console でアプリを更新し、審査を通過することを確認しました。

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